粉瘤の治療費は、大きさや手術方法、治療箇所、数によって異なります。
診察、検査、手術、病理検査といった粉瘤の一連の治療には、健康保険の適用が受けられますので、医療費の3割または1割負担となります。
大きくなるほど治療にかかる費用は高くなってしまいますので、小さいうちに日帰り手術で治療されることをお勧めします。
粉瘤の手術にかかる費用の目安は、以下の表のとおりとなります。
表は3割負担時の金額となっていますので、1割負担の方の場合は
3分の1のを目安とお考え下さい。
露出部 2㎝未満
¥5,310~¥9,990
露出部 2~4㎝未満
¥11,340~¥16,020
露出部 4㎝以上
¥13,410~¥18,090
非露出部 3㎝未満
¥4,170~¥8,860
非露出部 3~6㎝未満
¥10,020~¥14,710
非露出部 6㎝以上
¥12,810~¥17,500
※処方料、血液検査、病理検査等によって費用が変わります。
※露出部とは、半袖・半ズボンで隠れない部分(首から上、肘から先、膝から下)を指します。
個人で生命保険会社や共済組合の医療保険や医療特約に加入されている
場合、契約によっては手術給付金を受けられる場合があります。
抗生物質の内服薬と外用薬で粉瘤が治ったといった書き込みがインターネットであったりしますが、それは炎症性粉瘤の炎症の腫れや痛みを取り除くための治療であって、粉瘤は薬では治りません。
炎症を起こして膿が溜まってひどい場合には、通常は切開して中の膿をしぼりだす処置を行います。その上で抗生物質や外用薬で炎症や腫れを取って落ち着いた状態になってから、手術によって粉瘤治療することになります。
給付が受けられる場合は、申請に必要な書類も必要なので早めに確認しておくようにしてください。
粉瘤の手術の場合の術式名は、「皮膚・皮下腫瘍摘出術」となります。
医師が症状をお伺いして診察を行い、粉瘤であるかどうかを確認し診断いたします。
診断後、手術について患者様のご意思を確認した上で、手術へと進めていきます。
粉瘤のサイズが大きかったり、粉瘤ができている箇所が皮膚が分厚い部分の場合は、くり抜き法(へそ抜き法)での施術はできないため、切除法による手術となります。
くり抜き法(へそ抜き法)を行う粉瘤の周囲にマーキングをし、局所麻酔をしていきます。
局所麻酔が効いてから切除を行いますので、痛みに不安のある方でも安心してを受けていただけます。
円筒状のメスを粉瘤の中心に刺し込み、1~5㎜程度の小さな穴を開けます。
開口部からピンセットなどの器具を使用しながら、取り残しのないように粉瘤を丁寧に抜き取っていきます。
大きくなっている粉瘤の場合は、まず粉瘤の中に溜まっている内容物を抜き出してから、袋を取り出します。
しっかり取り切らないと粉瘤の再発の恐れがあるため取り残しのないかを丁寧に確認いたします。
洗浄し、取り残しがないことをしっかりと確認し治療終了です。
くりぬき法では傷口の縫合は基本的には不要ですが、必要に応じて縫合する場合があります。
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