多汗症でお悩みの方へ　＊ボツリヌス注射＊　阪急西宮ガーデンズ皮フ科スキンクリニック

皆様こんにちは。

今年は真夏日がつづいておりますが体調はいかがでしょうか。夏になると誰しも汗をかきますよね。服の汗ジミが気になる、脇汗がひどくて手を挙げるのが恥ずかしい、人からにおいを指摘された、などワキ汗の悩みはございませんか。なかなか汗については人に相談できずお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

以前腋窩多汗やワキガに対してミラドライという施術（自費診療）のご案内を当ブログで行いましたが、そのほかに腋窩多汗症に対しては塩化アルミニウムの塗り薬やボツリヌス局所注射、抗コリン薬や漢方の内服、交感神経遮断術や汗腺除去の手術などという治療法もございます。その中で今回はボツリヌス局所注射についてお話したいと思います。

まず、日本皮膚科学会監修の原発性腋窩多汗症ガイドライン（2015年度版）によりますと、第１に塩化アルミニウム製剤の外用を行い、それでも効果が不十分もしくはアルミニウム製剤による副作用がつよいときには第2選択としてボツリヌストキシンA局所注射が勧奨されています。

しかし2020年現在も、日本国内において保険医薬品には塩化アルミニウム製剤が承認されておらず、つまり現時点では保険診療で行えるのはボトックス局所注射のみとなっているのです。（当院に来院して頂ければ塩化アルミニウム製剤のご案内も可能です。）

そもそも毒素と汗に何の関係が？と疑問に思いますが、ボツリヌストキシンが神経から汗腺への情報伝達を阻害することにより汗の量が減少するという作用機序となっています。

（ちなみにシワ治療としてもボツリヌスは有名ですが、その場合は神経から表情筋への情報伝達を阻害することできざまれたシワを薄くしていくという効能を利用しています。）

これまで日本では、腋窩多汗症に対して、海外で製造され個人輸入されたBOTOXおよびそれ以外のボツリヌス毒素製剤が使用されてきましたが、1996年にA型ボツリヌス毒素製剤として「ボトックス」という薬剤が日本において眼瞼痙攣に対して保険診療で承認されました。その後、顔面痙攣、痙性斜頸、四肢痙縮などに追加承認が拡大し、2012年にようやく重度原発性腋窩多汗症に対して承認をうけました。「毒素」といわれるとなんだか怖いような気がしますが、実際に多くの患者様が診療をうけておられ多数の実績があります。

腋窩の多汗に悩んでいるけど、美容医療はうけたことがないからなんだか不安、保険診療なら安心、というお気持ちがある方も是非ご相談ください。

阪急西宮ガーデンズ皮フ科スキンクリニックでは、腋窩多汗に対し保険診療or自費診療でのボツリヌストキシンA局所注射療法をおこなっております。どちらも方法や効能に大きな違いはありません。

〇保険診療では「ボトックス」という商品名のボツリヌストキシン製剤を使用することとなります。

保険診療の場合は初回で重症原発性腋窩多汗症かどうかの診断をおこない、診断基準を満たすことを確認してから新しいボトックスを取り寄せるという形になりますので二回目以降の診療でボトックス治療が可能となり、費用は3割負担で3万円超程度です。

〇自費診療では「ボトックスビスタ」や「リジェノックス」という商品名のボツリヌストキシン製剤を用いており、こちらですと11000円～と比較的お得で即日の加療が可能なこともございます。

詳しいお値段や多汗が気になる方はぜひお問い合わせくださいませ。

 

 

夏前にボトックス注射をおこなうと夏本番～秋頃まで快適に過ごすことができるので、夏前にされる方が多いですよ。

是非汗のことを気にせずに夏を快適に過ごしましょう！

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阪急西宮ガーデンズ皮フ科スキンクリニックは西宮北口の皮膚科として2020年4月に新規開院しました。

阪急西宮ガーデンズ皮フ科スキンクリニック

住所：兵庫県西宮市深津町7-21阪急西宮ガーデンズ別館医療モール2F

電話：0798-31-2246

阪急西宮北口駅より歩道橋で直結徒歩6分。駐車場2時間無料。