朗報!「デュピクセント®」が生後6ヵ月以上の小児に使えるようになりました!

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  • 2023/10/31

    朗報!「デュピクセント®」が生後6ヵ月以上の小児に使えるようになりました!

    デュピクセント®が、生後6ヵ月以上の小児アトピー性皮膚炎において適応が承認されました。

    この小児適応追加により、日本で初めて生後6ヶ月以上のアトピー性皮膚炎患者様に適応を有する生物学的製剤となりました。

    今までは小児患者様に使用できる全身療法の治療薬がほとんど無かったのですが、これで外用剤や内服剤で治療効果が無かった小児患者様に、治療の選択肢が増えたことは大変喜ばしいことです。

     

    アトピー性皮膚炎では、「IL-4」と「IL-13」をはじめとするサイトカインという物質が皮膚の内側の炎症を引き起こし、「皮膚のバリア機能の障害」や「かゆみ」を引き起します。

    デュピクセント®は、この「IL-4」と「IL-13」という炎症物質の働きをピンポイントで抑えることで、アトピー性皮膚炎の主な原因である「炎症」、「かゆみ」、「皮膚のバリア機能の障害」の3つすべてに効果が期待できる治療薬です。

    ポイントは「かゆみ」だけを抑えても、「炎症」、「皮膚のバリア機能の障害」を抑えることができなければ

    「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021」の治療目標で掲げられている 《 長期寛解維持 》「症状がないか、あっても軽微で、日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない状態に到達し、それらを維持することである。」と記載されています。)を達成することが難しいということになります。

    デュピクセント®は既に15歳以上のアトピー性皮膚炎においてステロイド外用や内服治療で十分な効果が得られなかった中等症以上のアトピー性皮膚炎の患者様に対して、「炎症」、「かゆみ」「皮膚のバリア機能の障害」の抑制など、高い改善効果と安全性を示す薬剤として評価されています。

     

    アトピー性皮膚炎で外用剤や内服薬を長い間使い続けても治療効果が得られないお子様、保護者の方はお気軽に先生またはスタッフにご相談ください。

    (注:小児用量は体重別の用量調節が必要です。体重によってはすぐに治療が開始できないケースもございますので、ぜひご相談ください。)

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